知恩院です。
長い参道の向こうに立派な黒い三門が見えました。参道を歩きながら、京都に来たんだなぁと実感。駅前の人の多さと賑わいがうそのように静かでした。

目の前にすると圧倒されそうなくらい立派な三門でした。
『高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚。その構造・規模において、わが国現存の 木造建築として最大級の二重門で、外に掲げられている「華頂山」の額は、大きさは畳二畳(!)以上にもなる』とのこと。

三門と書くのは、『「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん) 」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門:さんげだつもん)を意味 している』そうです。


残念ながら御影堂は大修理中で見ることができず、参拝経路も変更されていましたが、参拝して“大鐘楼”と書かれた方へ石段を上って行くと、大きくて立派な鐘が目に入ってきました。
「大きい鐘ですねぇ。」と言いながら近づいて見ていると、カフェちゃんが「そういえば知恩院の鐘って年末のゆく年くる年で見るね」とおっしゃいました。そう言えば…と、多くのお坊さんがついている様子が浮かんできたので、帰って調べてみると、『この大鐘が鳴らされるのは法然上人の御忌大会(4月)と大晦日の除夜の鐘だけですが、とりわけ除夜の鐘は親綱1人・子綱16人の17人で撞き、京都の冬の風物詩となっています。』とありました。
年に2回しか鳴らされないのですねぇ。
京都で最初に訪れた場所で立派な三門と鐘を見て、来てよかったと改めて思いました。

日傘をさすくらいいい天気で暑さはありましたが、木陰や少し高いところに行くと心地よい風が吹いて気持良く感じて次の場所へも歩いて向かいました。

京都でどこに行くかということは詳しく決めていませんでしたが、京都も広いのでどの方面へ行くかは決めておきましょう、とカフェちゃんが私の希望を聞いて下さいました。調べてみると、東山方面に行きたいと思っていたお寺などが多かったのでカフェちゃんにお伝えすると、ここでも私の希望を聞いて下さって東山方面へということは決めていました。

行きたいところがあれば遠慮なく聞かせて下さいねとも書いて下さっていたのですが、私のことだからいろいろ伝えたりお聞きしたりして何度もメールをさせていただくことになってしまって、カフェちゃんにもご迷惑をおかけすることになりそうと思えたし、京都旅行が実現しただけでもうれしかったので東山方面に行けて時間があれば他のところに行ければいいかなと思っていました。